目次
マラッカからクアラルンプール(KL)へ
マラッカ郊外にある長距離バスターミナルMELAKA SENTRALバスステーションへ行こうとバス停を探したんだけど、なかなか見つからなかったから、タクシーに乗った。Time is moneyね!バスステーションから長距離バスでKLへ向かった。
日本のことよく知りたいから話したいって?
ブギッ・ビンタンで宿を探していたら、欧米系の女性に話しかけられた。「今、何時ですか?私の妹は日本にいます。日本のことよく知りたいので私の家でお話しましょう」って。「いや、そんなことしてる時間がないので、No Thank youです」って返したのね。だって、明らかに怪しいでしょ。いかさま賭博かそれかなんだろ?とにかく、金をまきあげようってことでしょ。そんなのお見通しだっつうの。
そしたら、「妹のメールアドレスを教えます。あなたのメールアドレスを教えてください。私はマレーシアのお札に書きます。あなたは日本のお札に書いてください。そして交換しましょう」って言い出した。「はっ?紙に書けばいいじゃん、もういいよ、さよなら」。狙いはこういうこと。マレーシアの最小のお札は1RM(日本円で30円以下の価値)、日本の最小のお札は1000円札。つまり、30円と1000円を交換しようってわけね。こんなことに引っかかる人いるのかね?ほんとしょうもないよね。散れって感じでしょ。
Pondok Lodge
悪党を蹴散らして、無事ホテルへチェックインした。窓付きの部屋で55RM。
地球の歩き方に載ってる。さぁ、今日も街へ繰り出そう。
カメラを紛失!?
ブギッ・ビンタン駅からブギッ・ナナス駅へ、そしてダン・ワンギ駅へ乗り換えようとした時、カメラがないことに気が着いた。
今思えば、あの時、盗られたのだろう。ブギッ・ナナス駅を降りた時、中華系の女性に話しかけられた。「KLCCはどこですか?」って、今考えればおかしいでしょ?観光客に道聞かないでしょ。しかもKLCCなんて誰でも知ってる所だぜ。でも、おれは「ガイドブックに載ってる路線図を見せて、ここはブギッ・ナナス駅だからダン・ワンギ駅まで歩いてそこからKLCC行けるよ」って答えたのね。しかし、その人はブギッ・ナナス駅の改札へ向かって去った。たぶん、この時盗られたんだろう。ズボンのポケットに入れてたのね。つうか、日本のカメラ盗ったって、マレーシアじゃ使えないから、盗られることはないだろうって思ってたんだけど、盗る側からすれば、そんなこと知らないわけだからねぇ。盲点だった。くっそー、むかつくよね。なんとかして、こういう悪党に一矢報いることは出来ないだろうか?盗もうとして、触れたら、電流が流れる装置とか。でも、それじゃ、自分も触れなくなってしまうって?くっそー、ほんとむかつく。
ホテル、駅、警察に事情を説明
しょうがないから、とりあえず、駅と警察に事情を説明して、もしも、見つかったら、おれが泊まってるホテルに電話してねと頼んでおいた。で、ホテルに戻って、そういうわけで、電話来るかもしれないからと伝えた。そしたら、「多分盗られたんだろうから、見つからないと思うよ。それの解決法は新しいカメラを買うことだよ」と言われた。「私も電車で財布を盗まれたことがある。それ以来、後ろポケットじゃなくて、前ポケットに入れることにしてるんだ」とのことだった。今度からはそうしよ。あーあ、油断してたわけじゃないよ。スリも多いだろうと警戒してたし、財布や荷物は気をつけていた。だけど、日本のカメラ盗っても使えないでしょって思ってから、ノーマークだったのよ。盲点だった。警戒してても盲点があるとやられてしまうわけだね。盲点をなくすには視点を高くするしかない。思考の抽象度を上げるってことね。いつも心がけていたつもりだったのに。こんなことにくやしいな、ほんと。
真に過去の制約から抜け出さないと!
しばらく、頭が真っ白になった。この旅行での写真、すべて失ってしまった。あーあ、後悔ばかりが募る。もっかい、同じとこ行って写真取り直そうかな・・・・・。
ちょっと待て!そんな馬鹿なことがあるかっての。写真撮るために旅行してるんじゃないでしょが!!過去に制約されて生きるってこういうことなんだって、この瞬間分かった。過去を後悔したり、過去の失敗を引きずる、過去を取り戻そうとする、それって、同じとこにもう一回行って写真を取り直すのと同じくらいあほらしいことなんだと。つまり、僕らは過去を取り戻すために生きてるわけじゃないってこと。「過去に制約されず自由に生きる」ということの真の意味を理解した気がする。
デジカメを買う
カメラがなくなっちゃったわけで、仕方ないので、デジカメを買うことにした。1件目の店で500リンギット(約15000円)って言われたカメラが2件目の店では400リンギット(約12000円)でいいよってことになった。値切り重要ね!海外で電気製品買うのって一苦労よ。で、このデジカメ、説明書が英語と中国語なので困った。まぁ、大体の使い方は分かった。
とりあえず、カメラを失くしたことは忘れて、今を生きよう、これからを生きよう!切り替えだ!警察には連絡したんだし、ベストは尽くしたんだから、オッケー、オッケーと!!
ペトロナスツインタワー
KLのシンボル、ペトロナスツインタワーを見た。
ペトロナスツインタワーのタワーブリッジからの風景
ツインタワーをつなぐブリッジ部分から、KLを無料で展望できる。