目次
コムタ展望台からの眺め
オレンジ色の屋根がいっぱい。といっても、フィレンツェとかとは全然違ってアジアっぽさと青い海があるわけよ。
バスでバトゥ・フェリンギへ
ジョージタウンは主要なとこを見終わったのでビーチに行ってみようということでコムタのバスターミナル行ったら「バトゥ・フェリンギ!」って声がしたので、そのバスに乗った。1時間くらいして着いた。
パラセイリングやってみよか?
ビーチの方に歩いていくと、インド系マレーシア人が声をかけてきた。日本語で。パラセイリングやんないか?って。日本語で話しかけられるとだまそうとしてんじゃないかってかんぐっちゃうんだけど、大丈夫そうな人だった。パラセイリングって、パラシュートつけて、ボートで引っ張られて、海の上に浮き上がるってやつね。80RM(2400円)だっていうからやってみることにした。安くていいな、マレーシア!
パラセイリング最高!!
めちゃ、きもちいい!空飛ぶってこんな感じかな?全然怖くないし、浮いてる感じで、めちゃ、気持ちいい!!サイコー!Fooooooo!!
ビーチを歩きましょ!!
ペナン島はそんなに暑くないし、風が気持ちよくていい感じだった。
露店がいっぱい
バスでジョージタウンへ戻る
辺りは暗くなっていた。バスに乗り込み、しばらくして、「コムタなんたら」って聞こえたから降りてみたら、コムタじゃなかった。ガーニーって地区のミッドランズ・パーク・センターってとこだった。仕方ないので次のバスを待った。でも、なかなか来ない。バスが来ても素通りしてしまった。やべー、なんで、こんなとこで降りちゃったんだろ。とほほ。
5RM貸してくれって?
仕方ないので、別のバス停を探した。少し歩くと見つかった。ベンチに座ってる青年に「このバス、コムタ行く?」って聞いたら「行く」ってことだった。そしたら「5RM貸してくれない?1RMしか持ってなくて家に帰れないんだ」って言ってきた。貸すっつっても、いつ返すんだよ?って言ったら、「だからちょうだい、HELPして」って。おいおいー。大体おれが来なかったらどうするつもりだったんだよ?「誰か来るまでずっと待つよ、今も2時間待ってたとこだから」ってさ。嘘はついてなさそうなので5RMあげた。車内で少し話をした。「名前はヴォイで26歳。妻と子供がいて、時には子供のミルクも買えないくらい貧しい時もあるんだ。セキュリティの仕事をしていて、オートバイに乗ってる。だから明日バスターミナルまで送ってくよ。」ってことだった。
いいやつやな!
コムタに着いたら、ヴォイが「ホテルまで案内するよ、この辺りは夜は危険だからね」って言った。「いいって、そんなん。家族が君を待ってるから早く帰りな」って返したけど、「君は僕を助けた。だから僕は君を助ける。(You helped me, I help you.)」って言って聞かないんだ。なので「Thank you.」って返したら「僕らは友達だ。友達にありがとうはいらない」ってさ。
とはいえ、もしもヴォイが危険なやつだったら、このまま2人で歩いていることの方が危険なんだけどねぇ。ほんとにいいやつなのか、はらはらしながら歩いた。ま、結果、ホントにいいやつだったんだけどね。
いいやつ返し!
ホテルに着いた。バスは22時までしかないから、これからまた、タクシー代を誰かから貰って帰るよっていうから、「いいよ、10RMくらいやるよ」って言ったら、「受け取れない」って言うから「You helped me, I help you.」って返したら、笑ってた。「あした、必ず電話してくれ。バイクで送っていくから」と言って別れた。
英語読めないけど、話せる
ヴォイは英語読めないけど、話せるらしい。語学ってそういうものなんだよね。だから、日本の英語教育がいかに間違ってるかってことを再認識した。まさに「英語は逆から学べ」って本のタイトルそのものだな。
純粋さって・・・
ヴォイはいいやつだ。世界は助け合いで出来てると思ってる。それはとってもいいこと。美しいことだ。
だけどね。そんなきれいな世界ばかりではないし、いつもだれかが自分を助けてくれるわけではないでしょ?助け合いの世界って美しいけど、それって、誰かに依存してる。つまり自立してないってこと。それってとても危険だ。帰りのバス代がない状態でバスなんて乗っちゃいけないし、バス代がないような経済状態でいいと思ってはいけない。君の稼ぎで君の奥さんと子供の生活は決まるわけでしょ?やっぱし、自立が必要で、自立した上で助け合いの精神を持つってことが大事で、助け合いに依存した生活じゃ駄目だと思う。だけど、純粋な思いやり、やさしさをありがとう。
ハットンロッジ
広くて綺麗で最高だった。90RM。