ポイタン村へGo
つり橋渡ろう
トライシクル乗っちゃお
ポイタン村思ったより、遠いみたいで歩いても歩いても着かない。しかも、この辺って観光客が滅多に通らない所みたいで地元の人から視線がすげー恥ずかしいのね。子供とかみんな人懐っこくて、「ハロー」とか「ニイハオ」とかって言ってくるのね。いや、ニイハオじゃないからね。ま、いいけど。
そんなこんなで、ポイタン村行くのやめようかなとも思ったんだけど、そんな時、トライシクルが目に入った。値段聞いたら2ペソとかだった。4円ってこと?マニラじゃ自転車のトライシクルが100ペソとかって吹っかけてきたのによー!?田舎っていいわ!純粋っていいわ!ということでトライシクルでポイタン村へ向かった。
ポイタン村
ポイタン村は歩き方には載ってるんだけど、あんまし観光客が来るとこじゃないらしく、村人からは珍しそうに見られた。すれ違う人皆が話しかけてくれた。で、ガイドブックに載ってる聖なる石に辿りついた。周りには子供達がいっぱい。みんな珍しそうにおれのことを見ていた。「名前はなーに?」「どこから来たの?」とか聞かれた。みんな屈託のない笑顔でかわいんだ!
人って怖い?
フィリピンの子供は人懐っこくて、屈託のない笑顔で話しかけてくれる。だけど、おれは、初め、それにどう答えていいのか分からなかった。人が怖いからだ。
邪悪な人間はたくさんいる。ホントにろくでもないやつはいる。そんなやつらと出会っていく中で人間というのは邪悪な生き物だと思うようになった。頭じゃ、そこまで人は悪いものじゃないって考えてるけど、深層心理は恐れている、人は怪物だと。
だけど、みんながみんな、怪物なわけではない。屈託のない子供達が怪物であるはずがない。そして、生まれながらに人が怪物なわけではない。この村の人たちはみんなやさしい。人って本来、やさしいんだ。とっても、やさしくて、あたたかいんだ。子供達の笑顔を見ていてそんなことに気がついた。