アメリカ西海岸旅行記 6日目(1) ヨセミテ国立公園へLet's GO!


偶然の出会い

サンフランシスコの市街は大抵見て周ったので、今日はヨセミテ国立公園に行くことにした。昨日の内にツアーに申し込んでおいた。朝早く起きてツアーのバスが迎えに来るのを待っていた。そして、バスに乗り込むと、他にも乗り込む日本人2人組みがいた。同じホステルに泊まっててしかも日本人、こんな偶然があっていいのかい?話を聞いてみると、その人達は、夫婦で、旦那さんはUSAに留学の経験があって、趣味でロッククライミングをしていて、ヨセミテでもキャンプを張るらしい。とても、いい人達でヨセミテのことをいろいろと聞いた。

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バスの道中も絶景満載

6時間以上バスに乗っていくわけだから、景色もいろいろと変わる。だだっ広い荒野だったり、山の中だったりね。で、途中、果物屋に寄ったり、スーパーに寄ったりで、いやいや、先を急いでくれよと思ったりもした。果物屋はイチゴの試食が出来たからいいけどね。まぁ、契約があって客をそこに誘導してキックバックを貰ってるってことでしょう。

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写真撮ってもらった

バスにいた日本人に写真を撮ってもらった。わざわざ撮ってもらうのにカメラがケータイってのはちょっと恥ずかしいね。

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トンネル・ビュー

ここはガイドブックにも載ってる名所。まるで絵のような景色だった。

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ロッククライマーが見えるって?

双眼鏡があれば見えるらしい。肉眼じゃ全く分からなかった。

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公園内を探索!

ヨセミテバレーに到着やっと自由行動だ。時間は2時間、バスで往復12時間以上乗って、自由時間2時間て?!まぁ、そんだけ、ヨセミテは遠いってことだし、それだけの秘境であり見る価値があるってことかね。

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ヨセミテ滝

しばらく、森の中を歩いていくと、滝が出現!!水しぶきがすごくて、ずっと立ってたらびしょ濡れになりそうだった。きれいな空気にきれいな景色、マイナスイオン、とても気持ちがいい♪

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Let's サイクリング!

ヨセミテ・バレー周辺へは、無料のシャトルバスがあるんだけど、時間は2時間しかないので、もっと効率よく周ろうと思って自転車を借りることにした。自然の中を自転車で走るのってホント気持ち良いよ。

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ヨセミテはどうだったかって?

ホステルに戻ったら、同部屋のJasonから「ヨセミテはどうだった?」って聞かれた。あっ、Jason(ジェイソン)って言っても13日の金曜日じゃないからね。ってこういうしょうもないことも英語じゃなんて言っていいかわからないからねぇ。My name is Jason.って言われた時に、「13日の金曜日に出てる?」ってアメリカンジョークを返したかったんだけどねぇ。

それで、そう聞かれたのは昨日寝る前に、明日、ヨセミテに行くから早朝にアラーム鳴らしていいかい?って話をしたからなんだ。
May I set alerm tommorow 6 o'clock? Because I will go to Yosemite by bus tour. The bus will come to this hostel to pick me up.
ってな感じでね。英語力付いて来たぜ!

そんで会話の続きはこんな感じ。
It was very beautiful. But I'm tired. I've stayed on the bus for 12 hours. But free time was 2 hours.
12時間バスに乗って、自由時間は2時間だけ?もしやり直せるとしたらまた行きたいと思う?

No.

ってな感じで「やり直す」って単語が分からなかったから意味を聞いてみて、なんとか理解できたんだけど、単語の意味を説明するのも英語でなんだよね。当たり前だけど。

英語を英語で学べる?

脳機能学者の苫米地英人さんが書いた「英語は逆から学べ」って言う本の中で英語を日本語で学んでいては日本語脳が働いてしまっていつまで経っても英語が喋れるようにはならないって書いてあって、それにはとても共感していたんだけど、この体験によって英語を英語で学ぶっていうことがどういうことか可能だと思えた。

NHK教育TVでコロンビア大学の英語講座をやってるけど、その授業では英語しか使わないんだよね。先生は英語しか喋れないし、生徒も韓国人やら日本人やらロシア人やらで皆英語は初級レベル。だけど、英語を英語で教えてる。考えてみれば当たり前のことで僕らが日本語を覚えるのに他の言葉を使って勉強なんてしていないわけだからね。

そう考えると、むしろ、日本で行われてる英語の授業の方がかなりおかしいと思えてきた。そりゃ、日本人が英語苦手にもなるわけだよ。コロンビア大学の英語講座を見てると、ロシア人とか、ヨーロッパ系の人でも、初めは皆、日本人と変わらないレベルだし、むしろ、文法とか、単語とかも、日本人のが上だなって思うこともある。だけど、この人達は1年もすれば英語が喋れるようになる。僕ら何年も学校で英語の授業を受けてきていても英語が喋れない。理由は明白だよね。

だけど、こういう話になると、日本語と英語は語順や語彙の差が大きい。ヨーロッパの言語は英語に近い。だから、日本人が英語を学ぶのは難しいことなんだ。だから仕方がないんだ。って言うよね?または、日本語の母音は数が少なくて、発音の周波数も狭い。だから、日本人の耳には聞き取れない音が英語にはたくさんあるんだってね。確かにそういう面もあるかもしれないけど、それ以上に学習方法の問題が大きいんじゃないかと思う。本屋に行くと英語本がたくさんあるけれど、英語を英語で学ぶ為に書かれた本ってほとんどないよ。多聴・多読の理論は英語を英語で学ぶっていう苫米地さんの理論とも合致してる部分が多いと思う。それ以外のほとんどの本は英語を日本語で解説している。これじゃあ、日本語脳で英語を学ぶことになってしまう。もちろん、日本語脳で英語を学んでいっても、物凄い努力をして、むちゃくちゃ頭のいい人だったら、日本語脳で英語を処理して、会話することが出来るかもしれない。でも、同じ英語を喋れるでも、そういうやり方で英語を処理するのと、英語脳を作って喋るのでは「質」が違うよね。それで、よく書いてあるのが、ネイティブを目指す必要はない。とかっていうこと。いやいや、めんどくさいんだよ、いちいち日本語の頭で英語を処理してたら、そんなの嫌でしょ?でも、ネイティブを目指すなっていう人は自分がそれを出来なかっただけなんだよね。間違ったことをもっともらしく書かれてるものはホント多いよね。

日本は質の低い能力を高めるのがうまい人のための社会

受験勉強とかだってそうだと思う。勉強が出来る人が勝つ仕組みになっているんだよ。勉強が出来る人っていうのは日本語脳で英語を学んで英語をマスターできるくらい勉強が出来る人ってことだよ。つまり、暗記に頼った質の低い能力を高めるのがうまい人ってわけだよ。そういう人を僕ら秀才だ、頭がいいって言わされてるってわけだね。それって違うよね。僕らはそんな所で戦いたいとは思わないよね?

とにかく自分を信じて、自分で選ぶしかない

現代は情報化社会で情報が溢れてて、その中から必要な情報を選ばなければいけないと言われてるけど、今話した英語学習のことで言えば、90%が間違った情報である可能性があるってことになっちゃうんだよね。他にも気付かないだけで、完全なマジョリティ、常識といわれてることにだって、そういうことはあると思う。

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